富良野岳頂上からの景色一瞬で一面霧に。ちょっと怖かったですななかまどです

初めての山登り  9月21日

9月19日。41歳にして初めて山登りに挑戦してきました。
目指す山は、北海道の中央部、十勝岳連邦の南西部に位置する富良野岳。
前日の夜は、緊張と遅々として進まない均整社通信45号の原稿と、23日から出発する秋の講習会の準備が気になり始め、1:30分にはばっちり目が覚めてしまい、出発時間の5:30を迎えてしまいました。

なぜ山登りか?「それはそこに山があるからさ」などという格好いい台詞を思いつきませんが、前回の一人旅と同じように、北海道で20年近く生活しながら、ほとんど知らない場所だらけだからです。
インターネットが普及して、自宅にいながら世界中のどこでも画像や映像で見られるようになったのだから、せめて自分が生活している範囲くらいは、自分の目で見て空気を肌で感じたいという、焦りのような欲求に突き立てられたからです。

朝5:30に帯広を出発して車で走ること2時間、目的地の登山口である十勝岳温泉口に到着。
その後は極力周りの景色を見ながら山道をひたすら歩き、途中幾度も心が折れそうになりながらも何とか頂上1912mに到着(実際は800mほどしか登っていませんが)。

帰りはまっすぐ降りずに、三峰山(1886m)と上富良野岳(1893m)を踏破して無事下山。

往復で6時間かかりましたが、坂道を登る辛さ、登りきった時の達成感、山頂の風の冷たさなど、自分の肌で感じたいという希望はなんとか得られることが出来ました。

あとでHP等で調べると、富良野岳は初心者でも登りやすいとのこと。
自分のカラダに残ったダメージと照らし合わせ、思わず「むむむ」と唸ってしまいました。

ちなみにメンバーは、私とその息子(中3)、そしてK氏(帯広で有名なパン屋さんのご主人、山登りのベテラン)の3人でした。
そういえば、息子とは久々に長い時間一緒にいて話したような気がします。

次はどの山に登ろうかな〜









日本列島最北端。宗谷岬です。宗谷岬ウインドファーム 57基の風力発電は壮観です根室から厚岸に抜ける道の途中にある、オキト橋。沼と馬と釣り人が何とも云えません。道東の何気ない海岸線

一人旅  9月1日

ほんと〜に久々の更新です。
8月下旬に、北海道一人旅を敢行しました。
ルートは、帯広ー400km→稚内ー500km→根室ー300km→帯広の道北・道東方面。
走行距離は、約1200km。
日程は2泊3日。

この旅を決めた理由。
それは海のない田園都市帯広に移り住んで19年。
360度海に囲まれている北海道で暮らしながら、じつは殆ど海岸線をみたことがなかったからです。

行き先は、初めて行く場所ばかり。
目に映る景色は、どれも新鮮でした。

稚内・宗谷岬では、樺太に向かう間宮林蔵に思いをはせ。
根室・納沙布岬では、生まれて暮らしてきた故郷が北方領土となり、目の前に見えるのに帰ることが出来なかった人々の望郷の思いを感じ胸が詰まりました。

稚内から釧路の800km海岸線は、ほとんどの集落で昆布の天日干し作業をしていました。
車を止めて、深呼吸をすると潮風に運ばれる、昆布のにおいが心地よかったです。
今回の、福島原発事故の放射の汚染により、この情景が失われないことを願います。

そういえば、北海道は太平洋・日本海・オホーツク海と3つの海に囲まれた、おそらく世界でも類をみない場所だと思います。(間違っていたらごめんなさい)
この海を舞台として、様々な恵みがもたらされてきたのと同時に、多くの悲しみも内包されているという事実が、大きな包容力を持った生命にとっての「母なる海」に畏敬の念を強く感じた、今回の旅でした。

次は、山にチャレンジです。


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